「人間の記録」は、政治家・実業家から芸術家・学者・女優・棋士など教科書に取り上げられることの少ない方まで幅広い人々の自伝を収録しています。時代は、明治から、大正・昭和をはじめとして、現在話題の人物までを網羅しています。中学・高校生から大人まで、世代を超えて深い感動と共感を呼んでいる大反響の大河シリーズです。
 
巻数
顔写真
書名と出身地
内容
81
高橋是清
1854〜1936
東京都
「立身の経路」 日銀総裁をへて入閣、原内閣、犬養内閣など、通算して7つの内閣で蔵相をつとめ、首相経験もある政治家。
82
留岡幸助
1864〜1934
岡山県
「自叙/家庭学校」 非行少年の感化事業に従事したキリスト教社会事業家。『基督教新聞』の編集や、非行少年のための『家庭学校』を創設し、啓蒙にもつとめた。
83
長岡半太郎
1865〜1950
長崎県
「原子力時代の曙」 日本の実験物理、数理物理、地球物理の礎を築き、大阪大学の初代総長もつとめた物理学者。後進も多く育成。
84
南方熊楠
1867〜1941
和歌山県
「履歴書ほか」 菌類の研究などで知られる植物学者・微生物学者、また日本民俗学の先駆者。大英博物館で東洋調査部員をつとめた。
85
松永安左ェ門
1875〜1971
長崎県
「自叙伝
 松永安左ェ門」
「電力の鬼」と呼ばれた日本を代表する電気事業経営者。日本銀行行員などをへて、福博電気軌道の設立に加わり、電気事業経営に着手。
86
正力松太郎
1885〜1969
富山県
「悪戦苦闘」 戦前・戦中と、読売新聞社主として、飛躍的に部数を伸ばし、戦後は「日本テレビ放送網」を発足させた、新聞・放送経営者。
87
早川雪洲
1886〜1973
千葉県
「武者修業
 世界を行く」
戦前から戦後にかけて、数多く欧米映画に出演した俳優。代表作はデビット・リーン監督「戦場にかける橋」
88
市川房枝
1893〜1981
愛知県
「婦選運動と私」 「婦人参政権」獲得に一生をかけた婦人運動家、政治家。戦後は、参議院議員もつとめ、夫人の地位向上に尽力。
89
東郷青児
1897〜1978
鹿児島県
「他言無用」 独自の画風で知られる洋画家。青山学院中等部卒後、日比谷美術館で個展を開催、わが国にキュビスト誕生と、注目を集める。
90
徳川幹子
1902〜1996
東京都
「わたしは
 ロビンソン・
 クルーソー」
昭和期の社会運動家。旧鳥取藩主を継ぐ侯爵池田沖博の長女。敗戦により家族制度の廃止にあい、43歳で開拓農民となる。