「人間の記録」は、政治家・実業家から芸術家・学者・女優・棋士など教科書に取り上げられることの少ない方まで幅広い人々の自伝を収録しています。時代は、明治から、大正・昭和をはじめとして、現在話題の人物までを網羅しています。中学・高校生から大人まで、世代を超えて深い感動と共感を呼んでいる大反響の大河シリーズです。
 
巻数
顔写真
書名と出身地
内容
31
木村秀政
1904〜1986
青森県
「わがヒコーキ人生」 航空学者。長距離機「A−26」、軽飛行機、人力飛行機、戦後初の国産機「YS−11」など種々の設計を手がけた。
32
人見絹枝
1907〜1931
岡山県
「炎のスプリンター」 「世界のヒトミ」と呼ばれた陸上選手。走り幅跳びや100メートルで世界記録を更新。オリンピックで日本女子初の銀メダル。
33
湯川秀樹
1907〜1981
東京都
「旅人」 理論物理学者。京大を卒業後、中間子論をうちたて、世界で注目を集める。1949年にノーベル物理学賞受賞。
34
川喜多かしこ
1908〜1993
大阪府
「映画ひとすじに」 映画を通じて、広く国際交流をはかる。夫と映画の輸入業を営む一方、国際映画祭の審査員を数多くつとめた。
35
家永三郎
1913〜2002
愛知県
「一歴史学者の歩み」 教科書裁判で知られる日本史学者。自ら執筆した教科書が不合格になったのをきっかけに、教科書検定を告発。
36
升田幸三
1918〜1991
広島県
「名人に香車を
  引いた男」
史上初の三冠王となった将棋第四代名人。木村名人、大山名人に半香落ち、香落ちで勝った逸話は有名。
37
加太こうじ
1918〜1998
東京都
「街の自叙伝」 紙芝居作家、評論家。永松武雄から引き継いで描いた『黄金バット』は、紙芝居の代表作。他に評論多数。
38
乙羽信子
1924〜1994
鳥取県
「どろんこ半生記」 「百万ドルのえくぼ」といわれた女優。夫・新藤兼人監督の『午後の遺言状』は、最後の出演作。
39
栃錦清隆
1925〜1990
東京都
「栃錦一代」 第四十四代横綱。若乃花とともに「栃若時代」と呼ばれる時代を築いた技能派力士。両国国技館の設立にも貢献。
40
長島茂雄
1936〜
千葉県
「燃えた、打った、
 走った!」
国民的スターとなったプロ野球選手。勝負強いバッティングと躍動的守備でファンを魅了した名三塁手。