「人間の記録」は、政治家・実業家から芸術家・学者・女優・棋士など教科書に取り上げられることの少ない方まで幅広い人々の自伝を収録しています。時代は、明治から、大正・昭和をはじめとして、現在話題の人物までを網羅しています。中学・高校生から大人まで、世代を超えて深い感動と共感を呼んでいる大反響の大河シリーズです。
 
巻数
顔写真
書名と出身地
内容
21
前島密
1835〜1919
新潟県
「前島密自叙伝」 日本の郵便制度の父。維新後、渡英して郵便制度を学び、「郵便」「切手」などの名称を定め、郵便事業を創始。
22
徳富蘇峰
1863〜1957
熊本県
「蘇峰自伝」 明治・大正・昭和と指導的役割を果たした新聞人、評論家。「国民新聞」を創始した。作家・徳冨蘆花は弟。
23
新渡戸稲造
1862〜1933
岩手県
「幼き日の思い出/
  人生読本」
日米で活躍した農政学者、教育者。内村鑑三らと札幌農学校でクラークの教えを受けた。1920〜26年国連事務総長。
24
鈴木貫太郎
1868〜1948
大阪府
「鈴木貫太郎
 自伝」
海軍軍人、政治家。戦争末期の昭和20年4月に首相に就任し、ポツダム宣言を受託、戦争終結に尽力した。
25
小林一三
1873〜1957
山梨県
「逸翁自叙伝」 阪急電鉄、宝塚少女歌劇、東宝映画を育成した政・財界人。大衆に根ざした独創的な事業を展開した。
26
相馬黒光
1876〜1955
宮城県
「黙移」 夫・愛蔵とともに東京・新宿の中村屋を開業。経営のかたわらアトリエをつくり、荻原守衛ら多くの芸術家を援助。
27
三浦 環
1884〜1946
東京都
「お蝶夫人」 日本で初めて国際的に活躍したオペラ歌手。戦前、欧米各地で「蝶々夫人」を二千回以上も公演、大成功をおさめた。
28
荒畑寒村
1887〜1981
神奈川県
「ひとすじの道」 社会運動家、評論家。堺利彦、幸徳秋水に感銘を受け、社会主義を志す。反骨の波乱に満ちた生涯をおくる。
29
西條八十
1892〜1970
東京都
「唄の自叙伝」 「かなりや」などで知られる詩人、作詞家。『赤い鳥』掲載の童謡のほか、歌謡曲の作詞も数多くもある。
30
杉野芳子
1892〜1978
千葉県
「炎のごとく」 ドレメの創立者。二十三歳で渡米、洋裁を学ぶ。帰国後「ドレスメーカー女学院」をはじめ、洋裁を日本に広めた。