太平洋戦争をめぐる日米外交と戦後の米ソ対立

本橋正 著
A5判・上製・608頁
本体:6,500円+税
4-8205-2635-9
2006年8月刊

筆者は、戦後50余年を米国政治外交史の研究に打ち込んできた真摯な歴史家である。最晩年自身の著作の中から数篇を選んで論文集をつくることを計画していた。本書は、その自選の遺稿集である。
開戦間ぎわの緊迫した日米交渉の経緯が原史料にもとづいて克明に語られる。政治家や外交官や軍人の内面が描かれ、読む者に深い感動を与える。ポツダム会議と同時期にスイスで進められていた、ダレス機関と日本公使館や駐在武官らの和平工作は、本書の圧巻といってよい。どの論稿も現代日本の背景を知ろうとする者にとって必読の名著である。

Democracy and Mass Society
A Japanese Debate
(全英文 日本語・デモクラシーと大衆社会−日本における論争)


山田竜作 著
A5判・上製・450頁
本体:4,800円+税
4-8205-2100-4
2006年2月刊

戦後日本の「大衆社会論争」における言説の分析を中心に、日本の独自の政治理論である松下政治学を英米圏に向けて発信。

現代イギリス政治外交論
そのイメージ論的分析

坂井秀夫 著
A5判・上製・159頁
本体:4,000円+税
ISBN4-8205-2672-3
2000年6月刊

現代イギリスの3人の政治家、 アトリー、マクミラン、ウィルソンを取り上げ、彼らの形成したイメージからその政治・外交を分析。アトリー、ウィルソンの「社会民主主義」=「連帯」とマクミランの「自由保守主義」=「支配・統合」を比較・考察する。

近現代国際政治史

本橋 正 著
A5判・上製・364頁
本体:5,400円+税
ISBN4-8205-9269-6
2003年 2月刊

アメリカ外交史研究における第一人者であった 著者が、19世紀70年代から20世紀末までの、国際政治の基本的展開を実証的に考究叙述した最後の 著書。特に米ソ関係を詳述。
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