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新訂版 日本近代教育の思想史研究
―国際化の思想系譜―
沖田行司 著
A5判・上製・408頁
本体:6,500円+税
ISBN978-4-284-00061-1
2007年5月刊
学校における教育万能主義の神話が崩壊し、日本の教育の混迷が深まるばかりである。一方で、国際化・グローバル化のスローガンのもと、初等教育から高等教育にいたるまで、日本の教育の根幹を揺るがす教育改革が静かに進行している。本書は、教育混迷の原点を近代に遡って明らかにするとともに、教育の国際化・グルーバル化がもたらす光と影を鋭く指摘している。 |
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中等教育と高等教育とのアーティキュレーション
兼松儀郎 著
A5判・上製・300頁
本体:5,800円+税
ISBN978-4-284-00057-4
2007年4月刊
本書は、大学生と高校生を対象とする意識調査をもとにした、中等教育と高等教育とのアーティキュレーション(接続)についての実証的研究の成果であり、高校と大学とのアーティキュレーションの問題について、教育内容・教育方法・教育水準のみならず、教育の機会均等、教育の効率、人間形成等、多次元的に解明しようとしている。日本の教育が大きく問われている現在、著者の高校教育、教育行政、大学教育の実際の経験に基づく問題意識及び研究によって得られた知見は、今後の学校教育の改善に大きな示唆を提供するに違いない。 |
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臨時教育審議会
その提言と教育改革の展開
渡部 蓊著
A5判・上製・460頁
本体:5,600円+税
ISBN4-284-00055-1
2006年12月刊
臨時教育審議会の最終答申からおよそ20年近くを経過しようとする今日でも、答申の意義と方向、その後の施策の実施状況や展開について追跡・論述したものは少ない。本書は、臨時教育審議会の答申のうち初等中等教育を中心として、その考え方、それに至った経緯などを探り、具体的な施策としてどのように実現・修正され、あるいは実現されなかったのかを検証する。 学力低下・ゆとり教育・不適格教員……今まさに教育再生が議論されている中、歴史をふり返り、今後の教育改革を考えるうえで最適の書。 |
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中国人の日本語学習史
清末の東文学堂
劉建雲 著 A5判・上製・300頁
本体:3,600円+税
4-8205-9338-2
2005年11月刊
激動の国際情勢の中で、日本語学習の場となった「東文学堂」を舞台に、日中関係の時代劇が繰り広げられる。日清戦争後の中国史上初の日本語学習ブームの実態を初めて明らかにする。 |
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両大戦間の日本における教育改革の研究
八本木浄 著
A5判・上製・372頁
本体:5,000円+税
ISBN4-8205-0067-8
1982年5月刊 品切
従来の臨時教育会議の描いた教育改革の構想が太平洋戦争の敗北にいたるまでの日本ファシズム教育を基本的に規定したという見解を根本より再検討し、教育改革の軌跡を具体的、 実証的にたどる。
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真下飛泉とその時代
佐々木正昭 著
A5判・上製・322頁
本体:4,800円+税
ISBN4-8205-4025-4
1989年6月刊
明治・大正期における実践的教育、芸術教育などの提唱者として実をあげ、一方では言文一致、口語詩の先駆者でもあり、軍歌 「戦友」の作詞者として知られる真下飛泉の多岐にわたる業績と生涯の実証的研究。
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京都府会と教育政策
本山幸彦 編 著
A5判・上製・754頁
本体:14,000円+税
ISBN4-8205-4039-4
1990年9月刊
本書は、 地方議会の教育議事を総合的に分析し、それが地方当局の教育政策とどう関わったかを追究した貴重な研究書である。
各論において、
京都府会が関与したすべての教育機関について分析がなされている。 |
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戦後教育と「日本国憲法」
小山常実 著
A5判・上製・393頁
本体:7,000円+税
ISBN4-8205-4053-X
1992年12月刊
「日本国憲法」 の歴史を、 成立過程史、 解釈史、 公民教育史の三つの領域にわたって総合的に整理した初めての研究書であり、 「日本国憲法」
の成立過程、 天皇、 戦争放棄について考える際に多くの示唆を与えてくれる。 |
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日本近代教育の思想史研究
国際化の思想系譜
沖田行司 著
A5判・上製・298頁
本体:6,000円+税
ISBN4-8205-4054-8
1992年12月刊 品切
日本の近代化に特有な 「欧化と伝統の相克」という思想課題が、学問・教育の論理の内に如何に固有化されたのかを思想史的に明らかにする。
日本における異文化受容の新しい方向と可能性を提示。 |
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明治農政の展開と農業教育
杉林 隆 著
A5判・上製・320頁
本体:7,000円+税
ISBN4-8205-4055-6
1993年2月刊
農業教育の具体例を示し日本近代教育の方向性を問う。 視座を農業教育に据えながら、 わが国の近代教育の方向性が奈辺にあったかを、 経済史・政治史との関連を含め考察。 |
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中国近代教育の思想的展開と特質
陶行知 「生活教育」 思想の研究
牧野 篤 著
A5判・上製・856頁
本体:15,000円+税
ISBN4-8205-4056-4
1993年9月刊
日中戦争期、中国の民族解放に貢献した教育家・陶行知は日本の加害責任を問う過程の中で再び注目を集めている。 その人間像・思想像を現地調査に基づく新たな視点から浮き彫りにし、中国の教育における近代の意味を問い返す。 |
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戦争末期の青年学校
八本木浄 著
A5判・上製・313頁
本体:5,500円+税
ISBN4-8205-4058-0
1996年2月刊
太平洋戦争下における青年学校の果たした役割を重要な史資料によりはじめて明らかにする。
主な収録内容は、青年学校制度の沿革、「大月青年学校」 の教育など。
付録として、猿橋町立青年学校の焼却図書一覧等を収める。 |
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産業社会と人間形成論
戦前期農業教育政策の展開をめぐって
杉林 隆 著
A5判・上製・322頁
本体:5,800円+税
ISBN4-8205-4102-1
2000年7月刊
農業教育と国策との関連を総合的・ 構造的に考察。 前 著『明治農政の展開と農業教育』を承け、その研究対象期間を昭和戦前期まで拡げた農業教育政策史研究の集大成。 |
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