次のページ
日本銀行総裁 結城豊太郎
―書簡にみるその半生―


八木慶和 著 / 齋藤壽彦 監修
A5判・上製・464頁 
本体:6,500円+税      
ISBN978-4-284-00060-4
2007年5月刊

遂に公刊される幻の労作!元日銀総裁、蔵相、興銀総裁、安田保善社専務理事であった結城豊太郎の受取書簡に基づく画期的論稿。新たな史実を多数発見するとともに、書簡を内外経済、金融動向と関連付けて研究した人物からみる日本経済史論であり、第一次大戦後から太平洋戦争期の日本銀行、安田財閥、日本興業銀行、大蔵省研究にとって不可欠の書である。
韓国農業経済論
―生産物・組織・政策の経済分析―


成 耆政著
A5判・上製・370頁 
本体:5,800円+税     
4-8205-4208-7 
2006年10月刊

本書は、日本の農業と同様に食料自給率の持続的な低下、農業労働力の非農業部門への流出による基幹的農業従事者の急激な減少、それに伴い高齢化や過疎化の進行など厳しい内・外部の経営環境におかれ、その対応が早急に求められている韓国農業(農村地域)を対象に、その生産物(畜産物)、農業関連組織(農協、水協、農事組合法人、生協など)と農業・農村政策(農業クラスター政策、グリーン・ツーリズム、ベンチャー農業育成政策、地域通貨運動など)について経済的分析を試みたものである。隣国である韓国の農業(農村)に興味のある研究者、学生、一般の方にお勧めしたい必読の書。
人事労務管理制度の形成過程
高度成長と労使協義


岩田憲治 著
A5判・上製・280頁
本体:4,600円+税
4-8205-7710-7
2006年7月刊

人事労務管理制度はどのようにして作られたのか。
現代日本の労務管理制度の基礎は、高度成長期に作られたといわれる。本書は、松下電器を中心に個別企業の労使協議に基づいて、その形成過程を実証的に明らかにしている。
企業内労使関係の先行研究に共通しているのは、労働組合または労働者の側から労使関係を説明していることである。本書は、労使双方の意図と背景を追いながら、経営側のそれらを探ることにも留意して、制度形成の過程を分析している。高度成長期の人事労務管理と労使関係の研究に必読の書。
企業再建整備期の昭和電工

麻島昭一 著
A5判・上製・340頁
本体:4,800円+税
4-8205-7178-8
2006年7月刊

敗戦後、多くの日本企業が経験した企業再建整備、それはどの企業にとっても高度成長軌道に乗る前の苦しい不可避な荒治療であった。ところがどの研究書や社史をみても、通り一遍の記述しかない。
本書は代表的化学会社=昭和電工を素材に、GHQの統制下、いかに過去を清算し、体質転換を成し遂げ、復興したかを実証している。同時期に発生した「昭電乗っ取り」「昭電疑獄事件」をアメリカ公文書館で発掘した資料を駆使して真相に迫る面白さもあり、企業再建整備のわかりにくさを解き明かし、実証的な財閥経営史、化学工業史ともなっている。日本経営史での重鎮による意欲作。
新正統派ケインズ政策論の基礎
真理を簡明な論理と実証で


丹羽春喜 著
A5判・上製・332頁 
本体:3,800円+税       
ISBN4-8205-7176-1
2006年5月刊

正統派的な見地から、「ケインズ的政策パラダイムは有効なのか、それとも、無効なのか」という根本問題を理論的に再検討し、それが現在もなお十分に有効であるという結論を導き出す。
東アジアの発展と中小企業
グローバル化のなかの韓国・台湾


平川均・劉進慶・崔龍浩 編著 〈名古屋大学国際経済動態研究センター叢書11〉
A5判・上製・322頁
本体:4,600円+税
4-8205-9357-9
2006年3月刊

アジアNIESの対照的な2つの経済において中小企業はどのような位置と役割を果たしてきたのか、グローバル化とIT化の中でそのダイナミックな変化と今後の方向を解明。
社会政策の産業平和機能

渡部恒夫 著
A5判・上製・628頁
本体:6,500円+税
4-8205-9000-6
2005年12月刊

社会政策の獲得は体制の維持と同時に止揚に繋がるという、東西古今の理論家泣かせの難問を初めて解明し、行き詰っていた局面を画期的に打開した研究書。
カップ・ミュルダール・制度派経済学
一つの経済学批判


上村雄彦 著
A5判・上製・413頁
本体:7,600円+税
ISBN4-8205-1939-5
1997年9月刊

制度派経済学とは何か?
戦後、制度派経済学再評価の動きのなかで先導者として知られるカップ、ミュルダールの解釈・解明を通して、その方法・考え方を明らかにし、伝統的経済学を批判する。
日本の公的職業資格制度の研究
歴史・現状・未来


辻 功 著 
A5判・上製・356頁
本体:5,400円+税
ISBN4-8205-4100-5
2000年2月刊

数百種類にものぼるすべての公的職業資格を分析して、 日本の職業資格制度の全体構造を把握しようとした画期的な労作である。 職業資格に関する教育・研究・行政関係者必携の基本文献。
高利貸金融の展開構造

澁谷隆一 著 
A5判・上製・733頁
本体:12,000円+税
ISBN4-8205-4101-3
2000年3月刊

四半世紀にわたる高利貸金融研究の集大成!
日本信用体系を構造的に分析、 初期資本主義研究に展望を招いた論文集。
「資本主義の発展と高利貸業」「高利貸展開の段階性」「高利貸業の近代的金融機関への転身と限界」 他を収録。
庶民金融の展開と政策対応

澁谷隆一 著 
A5判・上製・706頁
本体:12,000円+税
ISBN4-8205-6240-1
2001年7月刊

資本主義下の高利貸し資本を含む庶民金融問題を分析。

〔収録内容〕
 I . 庶民金融問題の深化と政府調査
II. 旧式庶民金融機関の展開と政策対応
III. 政策的庶民金融機関の設立と発展
アジアの経済発展における中小企業の役割

北原 淳 編著
A5判・上製・217頁
本体:4,000円+税
ISBN4-8205-6483-8
2002年1月刊

名古屋大学国際経済動態研究センター・キタン会共催の国際シンポジウム「アジアの経済発展における中小企業の役割」をベースに新たに修正・加筆。
アジア各国における中小企業の歴史的役割や直面する課題を多様な視点で分析。
日本の工業化とガデリウス商会
商社からメーカーへ


横山正智 著  
A5判・上製・360頁
本体:5,800円+税
ISBN4-8205-6618-0
2002年6月刊

北欧が生み出した個性的工業技術の日本導入史。
近代日本工業化の中におけるスウェーデン商社在日100年の足跡をたどり、激動の20世紀を独自の日本的経営を貫いた外国商社の特質を明らかにする。
満洲国と経営学
能率増進・産業合理化をめぐる時代精神と経営思想


斐 富吉 著 
A5判・上製・636頁
本体:9,000円+税
ISBN4-8205-9478-8
2002年10月刊

旧「満州・満州国」における事業経営の歴史を解明し、戦時期日本における産業・企業・事業の合理化問題を思想的に捉え、戦争の時代におきた諸現象に学際的に迫る。
中国の中小企業改革の現状と課題

西川博史・谷 源洋・凌 星光 編著
HINAS(ハイナス:北海学園北東アジア研究交流センター)
A5判・上製・390頁
本体:4,800円+税
ISBN4-8205-9270-X
2003年1月刊

グローバル化の中、躍進する中国の中小企業改革の特質を具体的かつ実証的に論じた意欲的研究。
都市企業から農村や町の中小企業までを幅広く考察。
  次のページ

ページトップへ 戻る