戦後道徳教育文献資料集

監修:貝塚茂樹
全 III 期・全36巻・別冊3・A5判・上製・約10,000ページ
揃本体:334,000+税
4-8205-8834-6

第 I 期
1940年代 全12巻+別冊解説 本体:98,000円+税
4-8205-8835-4 NDC371.6
2003年10月刊

第 II 期
1950年代 全12巻+別冊解説 本体:126,000円+税
4-8205-8849-4 NDC371.6
2004年6月刊

第 III 期
1960年代 全12巻+別冊解説 本体:110,000円+税
4-8205-8863-X  NDC371.6
2004年12月刊


<特色>

●敗戦時から1970年までに刊行・公表された道徳教育に関する貴重文献・資料70点を精選。
●道徳教育の歴史と展開過程がわかりやすいよう、年代別に構成。また戦後の道徳教育の議論に不可欠な戦前の重要文献も収録。
●文部省、日教組、各種教育団体などの資料、著名な教育学研究者の雑誌論文を多数収録。
道徳教育を多角的に捉える内容構成。

<各巻構成>

■第 I 期(1940年代)
第1巻 『道理の感覚』(天野貞祐 著 岩波書店 1937年)
第2巻 『国体の本義』(文部省 編 1937年)
第3巻 『公民教育刷新委員会答申』
(第一号[1945年12月22日] 第二号[1945年12月29日] 公民教育刷新委員会)
『修身・日本歴史及ビ地理停止ニ関スル件(三教科停止指令)』
(連合国軍総司令部 1945年12月31日)
『米国教育使節団に協力すべき日本側教育委員会の報告書』
(日本側教育委員会 1946年2月)
『第一次米国教育使節団報告書(抄録)』
(第一次米国教育使節団 1946年3月)
『新教育指針(抄録)』(文部省 1946年5月〜1947年2月)
『公民教育実施に関する件』(文部省 1946年5月7日)
『国民学校公民教師用書』(文部省 1946年10月5日)
『中等学校・青年学校公民教師用書』(文部省 1946年10月22日)
第4巻 『教育刷新委員会総会会議録』
(第二回[1946年9月13日]・第三回[1946年9月20日] 教育刷新委員会)
『教育刷新委員会第一特別委員会会議録(第1回〜第6回)』
(教育刷新委員会 1946年)
『教育勅語等排除・失効確認決議』(衆議院・参議院 1948年6月19日)
『第二次米国教育使節団報告書(抄録)』
(第二次米国教育使節団 1950年9月22日)
『道徳教育振興に対する答申』(教育課程審議会 1951年1月4日)
『道徳教育振興方策』(文部省 1951年2月8日)
『道徳教育のための手引書要覧』
(1951年4月24日[総説および小学校編] 1951年5月29日[中学校、高等学校編] 文部省)
『国民実践要領』(天野貞祐 1953年1月)
『社会科の改善に関する答申』(教育課程審議会 1953年8月7日)
『社会科の改善についての方策』(文部省 1953年8月22日)
『社会科問題協議会第六次声明』(社会科問題協議会 1955年2月22日)
第5巻 『新しい道徳教育への道−新しい倫理の確立−』
(平野武夫 編 北大路書房 1950年)
第6巻 『新しい道徳教育―幼児期から少年少女期までの指導―』
(周郷博 編 牧書店 1951年)
第7巻 『道徳教育』(勝部真長 著 金子書房 1951年)
第8巻 『道徳教育の前進』(海後勝雄 著 黎明書房 1951年)
第9巻 『新しいしつけ』(東京教育大学内児童研究会 著 金子書房 1951年)
第10巻 『道徳教育の指導計画―新教育の倫理的點晴―』
(平野武夫 著 堀池博進堂 1951年)
第11巻 『道徳教育(日本倫理学会年報:第1集)』(日本倫理学会 編 有斐閣 1952年)
第12巻 『道徳における人間形成―道徳教育―(現代道徳講座6)』
(古川哲史 編 河出書房 1955年)
別冊 解説・解題(貝塚茂樹)

■第 II 期(1950年代)
第13巻

『道徳教育の課題と指針』
(東京教育大学附属高校社会科研究会ほか 編 大阪教育図書 1957年)

第14巻 『教育勅語にかわる新道徳問題―審議記録(第一段階・第二段階)』
(『道義再建』発行所 1956年8月[第一段階] 1957年10月[第二段階])
『文部省発表 道徳実践要領の解説』
(教育記者の会・道徳教育研究会 著 明治図書出版 1958年)
第15巻 『道徳教育実践上の諸問題』(日本道徳教育学会 編 大阪教育図書 1958年)
第16巻 『新しい道徳教育のために』(文部省 編 東洋館出版社 1959年)
第17巻 『教育課程審議会会議録(抄)』(教育課程審議会 1957年〜1958年)
『道徳教育に関する問題点(草案)』
(日本教育学会教育政策特別委員会 1957年11月4日)
『小学校学習指導要領道徳編』(1958年8月28日)
『中学校学習指導要領道徳編』(1958年8月28日)
『小・中学校「道徳」実施要綱とその批判』
(『カリキュラム』1958年5月号附録)
『特集 道徳教育』(『教育評論』臨時号 1958年)
『時間特設・独立教科による「道徳」教育について』
(日本教職員組合 1958年8月)
『学校における道徳教育の充実方策について』
(教育課程審議会 1963年7月11日)
第18巻 『国民のための道徳教育』(小川太郎 編 法律文化社 1958年)
第19巻 『特設「道徳」の考え方―特設時間の問題点―』
(勝部真長 著 大阪教育図書 1958年)
『道徳教育―その思想的基盤―』(勝部真長 著 大日本出版 1959年)
第20巻 『社会科と道徳教育』(日本社会科教育学会 編 東洋館出版 1958年)
第21巻 『道徳教育とは何か(道徳教育講座1)』(古川哲史・堀秀彦 編 角川書店 1958年)
第22巻 『続生活指導と道徳教育』(宮坂哲文 著 明治図書出版 1961年)
第23巻 『シンポジウム道徳教育』(新明正道 編 福村書店 1959年)
第24巻 『道徳教育の理論』(上田薫 著 明治図書出版 1960年)
別冊 解説・解題(貝塚茂樹)

■第 III 期(1960年代)
第25巻 『新しい生活指導と道徳教育』(中沢次郎ほか 著 明治図書出版 1961年)
第26巻 『共同研究 道徳教育』(井坂行男・勝部真長・澤田慶輔 著 文教書院 1964年)
第27巻 『日本教育の進路―道徳教育の根本問題―』
(平塚益徳 著 広池学園事業部 1964年)
第28巻 『しつけと道徳:実行力を育てる』(牛島義友ほか 著 金子書房 1964年)
第29巻 『道徳教育の計画(講座現代の道徳教育2)』
(宮田丈夫ほか 編 明治図書出版 1965年)
『教育の現代化と道徳教育(道徳教育全書1)』
(宮田丈夫 著 明治図書出版 1968年)
第30巻 『期待される人間像 (中間草案) に関する主要論文等意見』
(文部省調査局企画課 編 文部省調査局企画課 1965年)
第31巻 『期待される人間像 (中間草案) についての事項別意見』
(文部省調査局企画課 編 文部省調査局企画課 1965年) 
第32巻 『期待される人間像―その注釈と考えた過程―』
(木下一雄 著 全国普通科高等学校長会 1965年)
『後期中等教育・期待される人間像 (抄録) 』
(『文部時報』第1072号11月臨時増刊号 1966年)
第33巻 『人間像の分裂とその回復』(高坂正顕 著 理想社 1963年)
第34巻 『現代教育の人間像探究』(桑原作次 著 明治図書出版 1966年)
『「期待される人間像」とはだれのものか』(矢川徳光 著 新日本出版社 1965年)
『「期待される人間像」の最終報告批判』(矢川徳光 著 新日本出版社 1966年)
第35巻 『宗教的情操涵養の方策』矢沢基贇 編 日本連合教育会 1966年)
『宗教的情操の教育―その原理と方法および資料―』
(日本連合教育会 編著 日本連合教育会 1968年)
第36巻 『道徳指導の基礎理論』(勝部真長 著 日本教図 1968年)
別冊 解説・解題(貝塚茂樹)


<本シリーズを推薦します>

・戦後道徳教育の軌跡をたどり今後を模索する必須の資料集
 石川松太郎(社団法人石門心学会理事長)

・戦後道徳教育を振り返る新たな出発点として
 市川昭午(国立教育政策研究所名誉所員、国立大学財務・経営センター名誉教授)

・戦後道徳問題と正面から取り組むための資料集
 大戸安弘(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)

・現代教育における重要課題を浮彫りにする貴重な成果
 沖田行司(同志社大学教授)

・道徳教育問題を通じて戦後史をみる
 小池聖一(広島大学文書館長・広島大学総合科学部助教授)

・これからの道徳教育のあり方を示唆する絶好の文献
 山崎英則(神戸親和女子大学教授)

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