大田洋子集

佐多稲子・栗原貞子・中川一枝
小田切秀雄・長岡弘芳・浦西和彦 編
全4巻・A5判・上製・総約1,500頁
揃本体:20,000円+税 各巻本体:5,000円+税
ISBN4-8205-7922-3 NDC918.68
2001年11月刊

〈底本〉
「大田洋子集」(三一書房 昭和57年)


<特色>

●大田洋子の戦前から戦後にいたる各期の主要作品(小説・エッセイ等)を網羅する唯一の作品集。
●初期から晩年にいたる諸作品の変貌のパラダイムを可能にした編集。
●表記はすべて新字体・新仮名づかいに改めた。
●諸家による「解説」は、作品と作家大田洋子を多面的にとらえ、「解題」は、底本・初出
●校異等をあげ、「年譜」は、(1)履歴(2)著書(3)文学選集・再録類(4)初出作品目録によって構成する。

<収録内容>

第1巻 屍の街
屍の街/冬/山上/残醜点々/半人間
第2巻 人間襤褸
海底のような光―原子爆弾の空襲に遭って―/一九四五年の夏/『屍の街』序/作家の態度/生き残りの心理/文学のおそろしさ/行進―死者の魂への共感―/十五年たったというけれど/ノイローゼの克服/母の死
第3巻 夕凪の街と人と
夕凪の街と人と/半放浪/八十歳/世に迷う―ふしぎな弟と私―
第4巻 流離の岸
流離の岸/聖母のいる黄昏/海女/囚人のごとく―「桜の國」入選の折り求められて―

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