編集:黒古一夫・清水博義
全1巻・A4判変型・上製
96ページ(カラー15ページ含む)
本体:1,800円+税
ISBN4-8205-1940-9 NDC210
2005年3月刊
日本図書館協会選定図書 全国学校図書館協議会選定図書


     
被爆地から原爆ドームを望む
 
縁側で被爆死した少年
 
おにぎりをもつ母子
 
雪をほおばる子どもたち

<特色>


● 60年前に何があったのか? 今も終わらない「痛み」とは―? 戦争体験者の高齢化が進むなか、日本の原爆体験を次世代につなぐために編んだ、見て読める1冊の原爆写真集です。
● 選りすぐった原爆写真94点、絵画17点、詩6点、井上ひさし・林京子・平岡敬(元広島市長)・広河隆一・松谷みよ子による書き下ろしエッセイ、現代を生きる被爆者への取材レポートをドキュメンタリー形式に構成。解説と写真キャプションも充実し、原爆被害の実相をわかりやすく伝えます。
● 言葉の壁を越えて「原爆の記憶」と平和のメッセージを広めるため、本文はすべて日英2ヵ国語表記としました。

<内容構成>

■ヒロシマの惨禍…写真  ■ナガサキ 二重の悲劇…写真
■表現された「地獄」の諸相…絵画  ■原爆遺品 …写真
■被爆を超えて、いま…被爆者への取材レポート   ■外国人被爆者…写真
■核なき世界を求めて…写真  
 
<エッセイ>

◇「悪魔の申し子を、誰が―」井上ひさし   ◇「若い人たちへ」林京子
◇「広島を何度も歩いた」広河隆一  ◇「もう一つの福竜丸のこと」松谷みよ子
◇「新しい生き方を」平岡敬  

<詩>

峠三吉「序『原爆詩集』」/栗原貞子「生ましめんかな」/中川美苗「学徒」/福田須磨子「花こそは心のいこい」/原民喜「コレガ人間ナノデス」/山田かん「武器」

<資料>

被爆地地図/原爆・核に関する略年譜

<推薦します>

○この本の出版は、今まさに大事だ。―小田実(作家)
○忘れていいこともあるだろう。けれど、忘れてはならないことが、人には必ずある。それが「ここ」にある。過去から何を学び、何を引き受け、現在に、そして未来に重ね結んでいくか……。その問いと答えが「ここ」にある。―落合恵子(作家)

反響の声が続々届いています!
◎60年前にこんなことがあったなんて、とショックを受けた。(10歳・小学生)
◎日本が平和を求める原点にヒロシマ・ナガサキがあるという言葉に共感した。(29歳・大学院生)
◎新聞の広告をみて本屋へ走り購入。すばらしい、平和への願いを次世代へつなぐ1冊。ありがとう。(73歳・無職)
◎私が現実に見た光景よりも遥かにすごい光景に眼が潤んだ。(80歳・無職)
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