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芥川龍之介 著 小穴隆一 画
ISBN4-284-70018-9
名作「蜘蛛の糸」をはじめ、「杜子春」「魔術」「三つの宝」ほか人間の心をするどく描き、独特な世界をくりひろげた芥川龍之介の短篇6編を収めた童話集です。
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※初刊本のタイトル表記は「三つの寶」ですが、本書ではカバー以外のタイトル表記を「三つの宝」としました。
※小学校国語教科書採用作品 「蜘蛛の糸」(東京書籍 5年下)
◆著者紹介
芥川龍之介(1892〜1927)
小説家。東京に生まれる。第一高等学校を経て東京帝国大学英文科へと進む。大学在学中、菊池寛らと共に同人誌「新思潮」に参加。1916年に発表した「鼻」が夏目漱石の激賞を受け、文壇に登場する。1919年、大阪毎日新聞社に入社するが、神経衰弱などに悩まされるようになり1927年に自殺した。 |
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北原白秋 著
清水良雄・初山滋・矢部季 画
ISBN4-284-70019-7
北原白秋の第一童謡集で28編の童謡を収録。表題作をはじめ「夕焼とんぼ」など、伝統的なわらべ唄の精神や表現スタイルを継承した作品が数多く収録されています。
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※初刊本では「トンボの眼玉」と「とんぼの眼玉」の2通りの記載がありますが、本書では後者をタイトルとしています。ただし、カバーだけは初刊表紙に用いられた『トンボの眼玉』のままとしてます。
◆著者紹介
北原白秋(1885〜1942)
詩人・歌人。本名隆吉。福岡県生まれ。早稲田大学英文科中退。1908年、高村光太郎・木下杢太郎らと「パンの会」を作る。翌年、詩集『邪宗門』を刊行。続いて『思ひ出』を発表し、詩壇に確固たる地位を築く。その後、近代詩の第一人者として詩歌の全分野にわたる活躍をつづけた。 |
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酒井朝彦 著 初山滋 画
ISBN4-284-70020-0
表題作を含む12編の作品を収めた童話集。初山滋が手がけた挿絵も収録しています。「おちたひなどり」「お庭のすずめ」など、子どもの心が美しく描かれ、命への慈しみに満ちたお話を収めています。
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◆著者紹介
酒井朝彦(1894〜1969)
童話作家。長野県生まれ。本名源一。小学校卒業後上京し、東京中学校を経て早稲田大学英文科に進む。卒業後、女学校に勤務するかたわら創作活動をおこなう。1924年に「東京朝日新聞」で「天に昇った蛍」を発表。28年には「童話文学」を創刊し、「ことこと虫」「雪の夜の子馬」などの作品を発表した。 |
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竹久夢二 著・画
ISBN4-284-70021-9
「宵待草」で知られる著者が、子ども向けに書いた作品を収めた童話集で、表題作を含む童話18編と戯曲1編を収録しています。本人が手がけた挿絵も収めていて、子どもたちへの愛情あふれる1冊です。
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※初刊本では「童話集 春」「童話 春」「春」の3通りの記載がありますが、本書では「童話 春」をタイトルとしました。
◆著者紹介
竹久夢二(1884〜1934)
画家・詩人。岡山県生まれ。本名・茂次郎。早稲田実業学校在学中の1905年より友人であった荒畑寒村の紹介で新聞・雑誌に挿絵を掲載。1909年、絵入り小唄集『春の巻』がベストセラーとなり、1918年に発表した「宵待草」で人気を博した。 |
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千葉省三 著 川上四郎 画
ISBN4-284-70022-7
無邪気で愛嬌たっぷりだが、意地っ張りで食いしん坊の主人公「ワンワンちゃん」と「パパちゃん」がくりひろげる12編の物語。ワンワンちゃんがお月さんに飛びついて食べようとしたりするなど、どのお話もユーモアにあふれています。
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◆著者紹介
千葉省三(1892〜1975)
童話作家。栃木県生まれ。宇都宮中学校卒業。1912年から3年間小学校の代用教員をつとめた後、上京。1917年、コドモ社に入社し、絵雑誌「コドモ」の編集に携わる。1920年、創刊された児童雑誌「童話」の編集に転じ、同誌に「虎ちゃんの日記」ほか多数の作品を発表。1928年、酒井朝彦らと同人誌「童話文学」を創刊。翌年に童話集『トテ馬車』を出版した。 |
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新美南吉 著 棟方志功 画
ISBN4-284-70023-5
文明開化の中で葛藤する主人公巳之助を描く新美南吉の代表作「おじいさんのランプ」を含む7編を収めた童話集。著者の出身地である愛知県の地名・方言を生かした文章は、登場人物の心情をリアルに伝えています。
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※初刊本のタイトル表記は「おぢいさんのランプ」ですが、本書ではカバー以外のタイトル表記を「おじいさんのランプ」としました。
◆著者紹介
新美南吉(1913〜1943)
童話作家。愛知県生まれ。本名渡辺正八。県立半田中学在学中から童謡、童話などを投稿する。小学校代用教員をつとめるかたわら「赤い鳥」に「正坊とクロ」「張紅倫」などの童謡・童話を投稿。「新児童文化」に発表した「川」によって作家としての地位を確立するが、1943年に死去。 |
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浜田廣介 著 川上四郎 画
ISBN4-284-70024-3
帰らぬ母鳥を待つ椋鳥の子どもと父鳥の愛情を描いた「椋鳥の夢」、枝から離れた桜の花びらが川から海に流れて一生をとじる「花びらの旅」など、著者の代表作を含む22編の心あたたまる物語です。
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著者紹介
浜田廣介(1893〜1973)
童話作家。本名廣助。山形県生まれ。早稲田大学卒業後、春秋社勤務を経て雑誌「良友」の編集者となり、「椋鳥の夢」「ひかり星」「花びらの旅」などの作品を発表する。1955年には日本児童文芸家協会を創立し、理事長、会長を歴任。童話文学の普及と創作活動を推進した。生涯を通じて1000編以上の童話を執筆し、数々の賞を受けた。 |
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室生犀星 著 恩地孝四郎 画
ISBN4-284-70025-1
動物を題材にして子ども向けに書いた詩集。春夏秋冬の4部に分かれ、犬・猫・馬などの動物だけではなく、魚や虫まで色々な生き物が登場します。すべての生命を尊重しようとする著者のメッセージがこめられた作品です。
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※小学校国語教科書採用作品 「はたはたのうた」(教育出版 5年下)
著者紹介
室生犀星(1889〜1962)
詩人・小説家。石川県生まれ。1916年、萩原朔太郎らと「感情」を創刊して詩壇に登場。『愛の詩集』『抒情小曲集』の刊行によって詩人として認められる。1919年には『幼年時代』『性に眼覚める頃』を発表、新進小説家としての地位を築く。その後『蒼白き巣窟』『あにいもうと』『杏っ子』などの作品を発表している。 |
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